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07/10/20:54 江国香織思いわずらうことなく、愉しく生きよ。
心の引き出し。「もう開けない。」と決めてきっちりと閉めて、鍵かけて、四方をガムテープで留めて。 尚且つかけた鍵は捨ててしまった。 そしてそこに引き出しがあった事すら忘れてしまう。。。 それなのに、彼女の本を読むといつも、 気づいたらその引き出しがいつの間にか少し開いている。。。 乾いたばかりのかさぶたを、つめでべりべりはがされていくような痛み。 何をそこにしまったかさえ覚えていないのに、ちりちりした痛みだけが浮き上がってくる。 もうやめようよ。 読み終わったらいつもそう思う。でも、やめられないのはどうしてだろう。 ほんとうは、鍵なんてかけたくないのかもしれない。 ほんとうは、むきだしのままでいたいのかもしれない。。。 |
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